東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode89】6歳5ヶ月 インターの宿題・・・、苦労しているのは、ウチだけじゃなかったのね

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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今はインターネットの普及で、いろんな媒体があるから、とっても羨ましいな。息子が7〜8歳頃だったかな?kindleが発売されると、我が家は「これは良い!」と早々にゲット&息子専用にして、デジタル読書がスタートしたのを大きな進化と考えてる私は随分時代遅れの感があるかも。当時、住んでいた家の近所にあった総合図書館は、英語の絵本もティーン向けの本も豊富でした。息子がお気に入りのシリーズや図書館には置いていない図鑑などは、スクールを経由したScholastic Book Clubの共同購入で入手し、それ以外は総合図書館で借りてくることが多かった。私も読書は好きだから、息子が読みたい本は出来るだけ買ってあげたいな、と思っていたけれど、英語の本って高いし、年齢とともに本のレベルも上がって、お気に入りで繰り返し読んでいる本でもいつかは読まなくなるし、息子の本を読むペースも無茶苦茶早かったから、とにかく図書館をフル活用。息子と私のカードで合計20冊借りられるので、10冊は日本語の本、10冊は英語の本という具合で借りに2週間に1回通ってた。あと、インターのフェスティバルのフリーマーケットで大人買いした中古の本も良かったな。息子が自分で選んだ30冊を100円とかで買ってたから。ただ、いくら図書館の蔵書が豊富でも、息子のレベルに応じた本を借りる能力が私には備わってなかったので、苦労した。特に、絵本から本格的なチャプターブックへの移行期間にあたるこの時期は、図書館で唸ってた。基本的には息子が選ぶけれど、どうしても好みが偏ってしまうので、バランスを取るために、数冊は私が選んでいた。チャプターブックをパラパラめくり、内容を少し読んで、息子が読んでいる本のレベルに近いものや、日本語訳された児童書の英語版を調べて借りることが多く、息子もそれらを読んでいたけれど、今となっては、息子のレベルに合っていたかどうか怪しいなぁ。以前ツイートもしたんだけど、早期英語をしていて「あったら良いのに…」と思っていたのは、学年毎の推薦図書の“英語版”。ネイティブが見ているリストがあるはずだけど、当時は見つけることができなくて・・・。ところが先日、Amazonが運営する本の総合サイトgoodreadsを見つけちゃった(夫が)。推薦図書のランキングとそのレビューが載っている優れもの。試しに1st-gradeのページを見たら、当時ネイティブの保護者や学校から薦められた本が多く、息子は上位50冊はほぼ読んでた。まさにこんなリストがあったら、本選びに苦労しなかっただろうなぁ。リンクをつけておきますね。https://www.goodreads.com/shelf/show/1st-grade( 学年毎の推薦図書はURLの最後の1st-gradeを2nd- 3rd-・・・に書き換えると表示されますよ)

本選びと同様に苦労していたものは、やっぱり宿題。Grade1に進級してから宿題の多さとややこしさに頭を痛めていたけれど、新学期になってからはいっそう大変に。宿題の量が増えたと同時に、足し算・引き算ではなぜそういう式・答えになるのかを説明しろとか、単語のスペリング練習では、必ずその単語を使って文章を作らなければいけないなど、手間がかかるものが増えた。毎週出るスペリングの単語は十個から十二個。その単語ひとつひとつを使って文章を子供に考えさせるのは結構大変。その上、算数の足し算・引き算の説明まで英語で求められると気が狂いそう。1+1=2だよ。それ以外のなにものでもないよ!日本語で説明できないのに、英語でどう説明しろというんだっ!!母はお手上げ。息子がひとりで考えて説明文を書いて、提出したのよね。確か、息子にどんな説明を書いたの?って尋ねたら、教えてくれたけれど、すっかり忘れてしまった。ただ、「息子よ。君の脳みそはかなり柔らかいね」と、頭がコチコチの母は随分感心した記憶は残っている。

息子は、月曜日は音楽教室、火曜日は体操教室に通っていた。月曜日に持ち帰った宿題(ホームワークパケット)の提出期限は金曜日だったので、水曜日と木曜日に集中して取り組んでいた。ところが年が明けてからは、さらに宿題のボリュームが増え、木曜日までに終わらせて金曜日に提出することすら危うい状況が続いていた。もう、毎週宿題の綱渡り状態。私がもっと英語が得意だったら違う状況だったんだろうなぁとかやっぱり親が英語が出来ないので、息子の英語教育はここら辺が限界なのかしら・・・とヘコむことも多くなってきた。こんなに宿題で苦労しているのはクラスでは我が家だけなんだろうな。他の家庭は両親あるいはどちらか一方が英語を話せるので、宿題にはこんなに時間をとられることがないのだろうと悩んでいた時期でもあった。ところが、クラスメイトのママ(マレーシア出身だけど国連関係のお仕事で英語はペラペラ)と話す機会があり、私が宿題で苦労していると話題を振ったら、そのママさんも「宿題が大変よね」と力強く頷いてきた。あまりの量の多さと難しさに、とにかく子供に宿題をさせるのが大変だと話をしていた。ご両親が英語がペラペラで、子供も英語しか話さない、そんな家庭でもスクールの宿題は量が多くて難しいとヒーヒー言っているんだから、我が家でそれをやれというのはもっと酷な話ではないか?そんな会話をした翌週の月曜日、息子が持って帰ってきた宿題の中身が前の週の金曜日に提出したものとほとんど変わっていなかった。息子に「あれ?この宿題、先週やったのと同じだねぇ・・・」と聞くと「うん。クラスのほとんどの子が宿題を終わらせてなかったから、もう1回同じものを宿題にしますって先生が言ってた」だと。あれだけヒーヒーいってやっと期限内に終わらせた宿題だというのに、クラスのほとんどの子がやってきてなかっただとぉ!!うちは焦ってやったというのに。どこの家庭でも宿題に悪戦苦闘していた時期だったみたいね。

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