東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode88】6歳4ヶ月 年末年始は東京で

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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前年同様、冬休みに入ると、東京で単身赴任をしている夫のところに行って、年末年始は家族で過ごしました。この頃、東京に行くと必ず訪れていたのがキッザニア。息子はここが大好きだったので。いろんなお仕事体験で得た、キッザニアで使える通貨・キッゾもほとんど使わずに貯めていたので、当時は、キッザニアの世界では息子は超がつくお金持ちだったかも?そんな息子は、警察と消防のお仕事体験をしたがっていたけれど、子供達の人気が高く、待ち時間が長いので、いつも諦めていた。今回は息子の希望を叶えようと、朝早くに家を出発して並び、なんとか消防のお仕事体験に参加することができた。すっごく張り切ってお仕事体験をしていたので、2コマ目の「番号!」の号令に対する、息子の「5」の即答も、思いっきり声が周りに響いて、周りの子供達もキョトン。まるで息子の反応が正しかったかのように、隊長も頷いていたけど、フッと我に返って、「違う!1の人から番号順に自分の番号を言うように」と指示。それで、やっと息子も「番号」の号令に対する返事の仕方がわかったようで・・・。

我が家は、息子をインターに通わせようと思った当初から、中学・高校は日本の学校に通わせようと思っていました。息子には英語というコミュニケーション手段や、様々な人の考え方・価値観を理解できる多様性身に付けて欲しいと思っていたけど、そのために日本人としてのアイデンティティが希薄になって良いとは思ってなくて、むしろ日本人としてしっかりしたアイデンティティを持ってこそ、違いを認識し、多様性を理解できると思っていました。自我に目覚め、自他を意識する最も多感な中学・高校の時期は、インターではなく、日本の学校に通うことで、アイデンティティを持つことができると考えていたからです。折に触れてJapanese ruleを教えているつもりだったけれど、意外と抜け落ちていたことがあったなぁ。この年は、お正月明けの子供の城で、紙相撲やコマまわし等の昔ながらの遊び体験ができると知って、久しぶりに子供の城に行ってみた。息子がとても気に入ったのはメンコ。ボランティアの方にやり方を教えてもらいながら、1時間以上も夢中で、終わる頃には汗だくになっていた。メンコって夫も大好きだったらしい。子供が夢中になる遊びって、昔も今もあんまり変わらないみたいね。あと家族ぐるみでお付き合いしていた大島さんの姪っ子のはるかちゃん(【Episode45】参照)が、お囃子をやっていて、はるかちゃんのお兄さんも獅子舞を舞うということで、会場となったホテルまで見に行ったのもこの年。なんとなく、私も不安だったんだろうな。インターに通わせたまま、息子の年齢が上がっていくことが。本来なら日本の小学校に通って、いろんなことを経験したり覚えていったりしているはずなのに、それをさせてなかったから。夫も私も、よく話をして納得して息子をインターに通わせていたけれど、大きくなった息子に「みんなと同じように日本の小学校に行きたかった」と言われたら、「申し訳なかった」と返すしかないようなことをしている自覚はあったので。そうならないように、日本のこと、日本の学校のことも息子にしっかり教えようと、かなり意識していた時期でもあったと思う。でもね、「大丈夫、安心して。中学・高校時代は、息子が教えない限り、インターに通っていたとか、ネイティブの先生による英語の授業を受けているってわからないくらい、ザ・日本人だったから」って当時の私に教えてあげたい。

年が明けて新学期から、自分の自転車に乗ってスクールに通うようになった息子。もちろん私も自転車で伴走。自転車通学している他のクラスメイトと比べると、スクール⇄家の距離が長いので不安で仕方がない私。一方、自転車通学がしたかった息子は大喜び。でも、ひとりでの自転車登校はもう少しお預け。油断すると、すぐ何処かにぶつかって、コロコロ転がっちゃう。たまに何にもないところでコロンって転がるんだもん、こっちがビックリしちゃう。自分の不注意で転ぶくらいならないまだ良いけれど、人様に怪我でもさせたら・・・、なんて考えたら、息子に伴走してスクールと家を毎日2往復するくらい、何でもない。

自転車の運転マナーに関しては、なかなか私の合格点がもらえなかった息子も、今年の夏は運転免許を取得!「車の免許の取得なんて楽勝」って本人は言っていたけれど、補助ナシ自転車に乗ることができるようになったのも、同級生と比べて随分遅かったし、運動は大好きだけど、意外と鈍臭いところがあるので、運転免許の取得には時間がかかると私は予想して、合宿に送り出したんだけど、なんと一発で合格。これは予想外の展開。コロナで家でゴロゴロしていた息子が合宿に行って、家の中に爽やかな風が吹いていたのに・・・。日頃から「お母さんのハンドル捌きやブレーキのかけ方は、極端すぎる(要するに急ハンドル・急ブレーキってこと)」って、私の運転の仕方にケチつけてばかりの息子なので、免許取得に苦労したり、焦ったりする息子を余裕の面持ちで眺めるのを楽しみにしてたんだけど、一発で合格した息子の私の運転に対する評価はますます辛口になってしまいました。

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