東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode65】5歳 Kindergartenへ、留年しませんように。

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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海外の学校には飛び級や留年があることは知っていたけど、日本の幼稚園にあたるPre-KKindergartenで留年があるなんて知らなかったし、これはキツイなぁと。最初は単なる噂だと思っていた。ところが同級生のママから、Pre-KからKindergartenに進級する際に担任の先生から留年するよう促されたと聞いてからは戦々恐々だった。Pre-KからKindergartenへはスムーズに進級できた息子だけれど、問題はKindergartenからGrade1に進級する時。容赦なく留年を言い渡されるとも聞いていた。やはりKindergartenGrade1は日本では幼稚園から小学校に上がるタイミング。しっかり見極めるということだろう。その生徒に、その学年でやっていく力が備わってないから留年。理屈はよくわかるけれど、外国人の保護者よりも、日本人の保護者の方が「留年」に対して相当ナーバスになっていたのは、やはり「飛び級」や義務教育期間中の「留年」にあまり馴染みがないからかな?それに、休み時間には、一緒に遊んでいるので、学年が違う生徒とも交流があるけれど、やっぱり今まで同じクラスでやってきた同級生とは、これからもずっと同じクラスでいたいと子ども達も思っているだろうし。

KindergartenからGrade1に進級する際に、留年を言い渡された日本人の生徒はインターを辞めることも多かった。この時期は、英語でのコミュニケーションがスムーズにいかず、パンチやキックをしてしまう生徒が留年を促されるケースが大半だった。先生の注意や指示も、その生徒にはなかなか伝わっていなかったんだよね。また、7月・8月生まれの生徒は、先生が進級させるか留年させるか迷った時に、留年を選ぶ傾向があるとも聞いていたし、実際留年した生徒は7月・8月生まれが多かった。日本の「早生まれ」と同じ感覚なんだけど、息子はまさに8月生まれ。しかもクラスの中でも誕生日が最後のホントのおチビちゃん(出産予定日の9月2日に生まれていたら、ひとつ下の学年になっていた)。そして、Kindergartenの担任の先生は、これがまた超厳しい先生と評判。さすがに息子の留年も「アリ?」と覚悟もしましたよ。とにかく気の抜けない1年になりそうだな・・・と。

余談ですが、私はもともと気にしていなかったけれど、この時期の早生まれとそうでない子の差は、実感として確かにある。特に体格や運動能力には大きな差があるな、と個人的には感じていた。けれど、可愛いがられちゃう。息子ともうひとりの8月生まれの子は、いつも周りより半テンポくらい動きが遅かったけれど(これはひとりっ子という環境や性格の問題かもしれないけれど)、同級生で11月生まれのAshleyにいつもお世話されていた。Bibを着せてもらったり、ランチの時間にはロビーに先に行って席を確保してくれたり。小さい頃はそんな感じなんだけど、そのうち息子なりに得意分野(算数)ができて、クラスのみんなをサポートできるようになったし、成長とともに早生まれかそうでないかに関しては、ママ友の間では話題にもならなかった。さらにインターでは先生はとにかく褒めてくれる。褒められなくていじける子もいない。talent showもあるので、みんな自分の特長を見つけて誇りにしている。人との比較や順位を張り合うのではなく、自分の特長を見つけて頑張るからこそ、他者の良いところを見つけ評価できるようになっているのも良かったのかな?

さて、KindergartenではPre-Kの頃に比べてかなりお勉強の要素が多くなった。先生が本を読む時間も増えたみたい。ペアを組んだG4の生徒が、1週間に1回クラスにやってきて本を読み聞かせてくれた。息子のペアはクラスメイトのお兄さん。大人の読み聞かせも大好きだったけれど、上級生による読み聞かせも息子はとても気に入っていて、毎週楽しみにしていた。そして、G4になった時に、今度は自分がKindergartenの子に読み聞かせをすることを心待ちにしていた。兄弟がいないので、こういうことが息子にとっては新鮮で、嬉しかったのよね。そのためにも、順調に進級して欲しいもの。

でもね、悲しいかな、宿題もだんだん難しくなっていったのよね。おまけに量も増えていくし。今のところ私の手に負える宿題だけど、手に負えなくなってパニックになる日もそう遠くないんだろうな・・・。いや いや確実に手に負えなくなるんだよ。Pre-Kの時のアシスタント先生(日本人)は、同じスクールの上の学年に通うお子さんがいたので聞いてみた。Grade1に入った途端、勉強が難しくなって、えっ?こんなの分かんなーい”“こんなことまでやるの?の連発だとボヤいていた。毎朝子供をスクールに預けた後、親同士が集まって「あそこの問題の答えは○○で良かったんだよね?」と答え合わせをしていたらしい。Pre-Kの先生のアシスタントができるくらい英語が達者な先生でさえも、戸惑ったくらいなのに、一体私に何ができるというの?もう息子の力を信じて、できる限りのサポートをするしかないのね。このインターが大好き!お友達と一緒に遊びたい!勉強したい!そんな息子のためにも、母も頑張りますよ!もちろん、東京にいる父も。

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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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