東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode152】中学・高校生 もうねぇ 絶賛反抗期

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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中学生の頃は、まだ良かった。リビングで学習していたこともあって、家では自分から学校や友人のことをよく話してくれた。それでも、授業参観、文化祭、体育祭などの行事に行って、校内で息子とバッタリ遭遇しても他人のフリされてた。話しかけてこないでオーラをガンガン放っていた。息子曰く「お母さんは口を滑らせて、僕の不利益になることを言う可能性があるから」だって。「だからって“一切話けてこないで”っていうオーラを放つことはないじゃない」と突っ込んでも「不都合なことをいつ喋り出すかわからんし、喋ってしまったら取り返しがつかないし。だったらひと言も喋らないでもらおうと思っとうと」とけんもほろろ。

高校生になると、息子と私の話のキャッチボールは皆無状態。いつもブスッと怒っていてトンガリくんの息子。私が話しかけても「あぁ」のみ。「あぁ⤴︎」「あぁ⤵︎」のみで意思表示してるんだもん。語尾の上げ下げで、肯定か否定かだけでなく、機嫌の良し悪しまでわかるようになった私もエライと思うよ。

大学生になった息子は、当時の自分を振り返って「人間のクズだった。よく戻ってこれたと思う」と申してます。私は、当時の息子の様子は多感な時期によくあることだと思っていたんだけど、息子がそんなふうに思っているなんて、とても意外だった。確かに私の周りのママさんに聞くと、中学・高校生の男子は、息子のように親と距離を置きたがる子もいれば、私が羨ましく思うくらい仲の良い母子も存在してて、時々どっちが正常か?なんかで盛り上がるけど、正直そんな話は瑣末な事で、それよりも夫が常々言っていたのは「この時期の対応、特に親と距離をおきたがっている子どもへの対応を間違えると、反抗期が終わっても一切戻ってこなくなるぞ」ということ。とにかく「息子と同じ目線に立つな」と口酸っぱく言われたけど、そんなこと言われてもわかんないよ!

ただ、息子がいまだに言ってるのは「中学1年の時に、家族で小田原に行ったやん?あの時、家族揃って蒲鉾と竹輪作り体験に参加したのは正直無茶苦茶イヤやった」。そうか・・・そうだったのか・・・。小さい頃の息子は“◯◯作り体験”が大好きだったので、そのノリで申し込んでしまったのよね。中学受験をしたので、6年生の1年間は家族で出かけることなんてなかったから、私にとっては息子の成長は5年生で止まったまま。息子が喜ぶだろうと思って申し込んだものの、息子にとっては「いい加減にしてくれ!」っていう思いだったのかもね。これはホントに申し訳ないことをしてしまったな、と反省してます。夫が言いたいのもこういうことなんだろうな。“いつまでも子供扱いせず、成長した息子を認めて、それなりの対応をとれ”と。

高校生男子の気持ちがよくわかると思われる夫にいろいろ聞いたし、指摘もされた。

・息子と同じ目線に立つな(これは前述しましたね)

・息子に言いたいことは言いぱなしにしろ。息子が「わかった」というまで話(議論)をするな。親が言ったことを息子なりに考えて行動するなり、言ってくるから、それまで待て。

・息子がアドバイスを求めたり親の考えを聞いてきたりしたら、その時はちゃんと答えろ。ただ、そのアドバイス通りに息子が行動するとは限らないし、そのアドバイスにすら耳を傾けない時もある。そんな場合でも怒ったり文句を言ったりするな。

・息子はひとりの人間として扱うこと。だから、自分が他人にしないことを息子にするな。「家族だから・・・」という意識に甘えるな。

などなど。難しいね〜。多感な時期の息子も悩むことが多かったと思うけど、多感な時期をとうに過ぎた私も悩みに悩んだよ。夫が指摘したことは、至極真っ当なこと。“親子だから・・・”って、ついつい甘えちゃうけど、“親子だからこそ!”という意識を持たないと・・・、わかっちゃいるけど、ぶつかってばっかりで・・・。受験が近づくとそれはさらにパワーアップ。携帯を投げつけたり、ドアをバタンと勢いよく閉めて壊したり。挙げ句の果てに私に向かって「調子こいてんじゃねぇ」と。息子が壊した壁や床、ドアなどは途中から修理をするのを止めてしまった。少し前にTwitterのTLで、お子さんが穴を空けてしまった壁の部分を額装してインテリアっぽくしてるのが流れてきて、“この手があったかぁ”と自担駄を踏んだけど、よくよく考えたら当時はそんなことを考える余裕はなかったなぁ、と額装できる心の余裕があることをどんなに羨ましく思ったことか!卒業と同時に引っ越しをした際、壁やドアの補修に余計な費用が発生したけれど、こういうこともあっての親離れ・子離れと思うしかなかった。今ではそう思えるけど、反抗期中にやっぱり何度も心が折れそうになったことも(もしかしたら折れてたかもしれない)。そんな時は必ずおチビちゃんだった頃の息子の姿をビデオで観ながら、心の修復作業をしていた。ある時、おチビちゃんの頃の息子が上手に挨拶ができて、夫や私に「よくできました」と褒められているビデオを観ていたら、息子は「昔はこんなことで褒められて・・・。今はハードルが上がってしまっとうね。」と嫌味を言ってきたのよ。息子よ、いま君は16歳だ。1歳のチビではないから当たり前だろと私は心の中で毒づいたけど、そういう意味では、息子だけではなく、私もトンガリさんだったのかもしれないな。

それと実を言うと、息子は中1の担任(40代男性)があまり好きじゃなかったのね。保護者会で「お子さんの先回りをして、親がアレコレやってあげるのは、我慢してくださいね」と仰ったことがあって、「う〜ん、夫と同じこと言ってる」と先生のお言葉がグサリと胸に刺さったんだけど、中には「そんなこと言ってもね」なんて否定的に捉える方もいて・・・。息子や他のママさんから担任の話を聞いて、小学校の先生のように“手取り・足取り”ではなく、“子ども達が親から自立して、自分の足でしっかり歩んで行けるように”と考えて接しているのかな、という印象を強く持っていたんだけど、息子にとっては先生のそういうところが、なんとなく苦手意識に繋がったようで・・・。要するに、息子はその時点で、まだまだ手取り・足取り状態を居心地良く思う“お子ちゃま”だったということ。未熟だから突き放されると心細かっただけなのよね。夫には「多分学年が上がれば、◯◯(息子の名前)の担任に対する評価は変わると思うよ」と言ってたんだけど、案の定、高校生になると息子の1番のお気に入りの先生は中1の時の担任になりました。「なんていうかな、距離感がちょうど良い。密着してこないんだよね」だって。高校生になってやっとわかったかぁ。それにしても、文部科学大臣優秀教職員として表彰されただけのことはある先生だったなぁ。

現在の息子は・・・、前にもコメントしたけど、子離れできたと思ってる親に対して、「大人の対応」ができる人間になったと思いますが、如何でしょうね?

アメリカの大学に進学して1ヶ月ちょっと経った頃、Family weekendで息子の大学に初めて行って、息子の寮の部屋を見せてもらったんだけど、その時Common Roomで息子の友人とバッタリ遭遇。こういう場合、中学・高校生の頃の息子は、私がその場にいないかのように振る舞っていたのに、なんと息子は自分から私のことをお友達に紹介し始めたの。正直、このSituationは想定してなかったぞ。嬉しい展開にほくそ笑んだのも束の間、“ここで対応を間違えると小田原の蒲鉾・竹輪作り体験の二の舞なってしまう。”とドキドキ。“ここは「Nice to meet you」と言いながらハグか?イヤイヤ、いきなりハグは相手もビックリだろう。そんじゃ、どうする?「Nice to meet you」って言うだけで良いのか?お辞儀をするのはもっと違うだろうし・・・。もっと気の利いた対応はできないのか、自分?”なんて脳みそフル回転して出した答えは握手。“え〜い、儘よ”と「Nice to meet you」と言いながら手を差し出したら、向こうも応じてくれた。隣にいる息子をチラッと見たらニコニコしてたので、この対応は正解だったようね。英語もろくに話せないので、息子にとって不利益な話もできなかった(そもそもそんな話しないよぉ)し・・・汚名返上できたかな?

あとね、中学・高校生の頃は、親が何十回・何百回も言って、本人もその度に「うん」と言いつつ、なかなか履行してくれなかったことを、すんなりやってくれるようになったよ。例えば、中学・高校生の頃はいろんなプログラムに参加する際、現地に着いたら「到着したよ」って連絡をするように言っていたのに、待てど暮らせど連絡を寄越してこないので、痺れを切らしてこちらから連絡すると、とうに着いてたってことは日常茶飯事。滞在中は息子と行動を共にしているお友達が親に送ったメールやLINEに添付された写真を転送してもらい、写真に写っている息子の姿を見つけて安否確認をしていたのよね(単独参加の時は、それすらナシ)。親への報告が皆無なのは然る事乍ら、明日できることを前倒ししてやる、なんて絶対しなかったし。今は大学生になった息子に対して、中学・高校生の頃のように、細かいことを言うことはしなくなったけど、新学期が始まるタイミングで渡米したら「無事に寮に着きました」という連絡は必ず寄越すようになったし、週1でビデオ通話もしてます。ビデオ通話は夫の希望。中学から寮生活をしていた夫は、寮生活のメリット・デメリットはよくご存じ。加えて海外大学ってメンタルやられる学生も多いでしょ?Face to faceで息子の状況を確認しておくことも大切と考えて。今年、私はすっかり忘れていた東大の休学届提出を、渡米直前の8月下旬に思い出し、“きっと息子も忘れているだろう”と確信してドヤ顔で「東大の休学届け、忘れとらんね?」と聞いたら、ニヤニヤ笑いながら「もう出したよ」と息子が答えたのにはビックリ。先回りしたつもりが、すっかり息子に先を越されてしまってたよぉ・・・。なんだか悔しい。中学・高校生のトンガリまくっていた息子と衝突するたびに「はぁ・・、こんな状態がこのままずっと続くのかぁ」とドンヨリしてたのに、自分の頭で考えて行動できるようになった息子が、親の先回りを追い越して、親からごちゃごちゃ言われないように先手を打つことができるようになったのは、嬉しくもあり、寂しくもあり・・・、いや、嬉しいよ!とにかく、よく戻ってきたぞ。Welcome back!

 

 

 

 

 

 

 

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