東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode134 】9歳4ヶ月 ミュージカルのオーディション

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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「去年の“SEUSSICAL  Jr”では上級生ばかりがBig partだったからつまらなかった。今年のミュージカルはElementaryだけでやるから、僕はBig partができるかもしれない」と言っていた息子。大きな役がまわってくることを期待をしながら、今年のミュージカルのもとになるRoald Dahlの本を読みあさっていた。まずは自分が希望するPartのアンケート調査。“Big partがやりたい!とかその他大勢でいいですとかいろいろ書いてあって、息子は勿論“Big partがやりたいですにチェックしたそう。生徒ひとりひとりにちゃんと希望を聞てくれるのね。っていうかミュージカルの指揮をとるMs. Stubben(インターの先生)が本格的にお芝居をやっていたから、やる気のある子にしっかりやってもらいたいたくて、やる気の有無を確認したのかな。次に待っていたのはオーディション。オーディション⁈って驚いちゃったけど、同時に興味津々。どんなオーディションだったのか聞いてみると、「僕はクマがアリをかじった時のリアクションをするように言われた」と息子が答えたので、「ふ~ん どういう風にやったのかお母さんにちょっと見せてよ」とお願いしてみた。照れながらもやってくれた息子のリアクションは、ハニワ顔になって固まってる感じ。「なんじゃ それは」と絶句した私の方が、なかなか良いリアクションだったかも?生徒ひとりひとりに違うリアクションを要求していたらしく、あるはずのない椅子に座るときのリアクションを要求された子供もいたりして、なかなか本格的。

私が幼稚園・小学生の頃は、自分のやりたい役に立候補被った場合は場合はジャンケンや投票で決めていたけど、今は、ひとつの役に希望者が重なると、希望者全員で声を揃えてセリフを言ったり、人数分にセリフを切ったりする場合もあるそうね。だからオーディションという発想は面白い!と思っちゃった。欧米の人たちにとって、当たり前のことなのかもしれないけれど、日本の学校しか経験したことのない私にとってはかなりのインパクトだったのよね。確かに、自分のやりたいPartに立候補して、オーディションPartを勝ち取った人には誰も文句を言えないよね。オーディションをすれば、必ず勝ちもいれば負けもでてくる。負けた子は悔しい思いをすると思うけれど、努力が報われない時があることを知るのも大事。もしかしたら来年のミュージカルでは勝ち負けの立場が変わっているかもしれないし。“こういうのってハッキリしていて気持ちがいい”と私は好意的に捉えたけど、皆さんはどう?

インターでは「調べる・考える・まとめる・発表する」機会がとても多いことは何度も触れている。発表の仕方も評価の対象になるから、周りに伝わるように工夫を凝らすんだよね。ミュージカルのオーディションや本番に向けての稽古を通して身についた表現力・表現方法は、授業でのプレゼンの際にも活かされたと思うよ。それに、ステージ上でplayする緊張感に慣れていけば、「緊張」を「力」に変えることもできると思うんだけど・・・。確かに海外の人って物怖じしないというか、大勢の人の前で緊張してるように見えないのは、こういうことを小さい頃からやっているからかしら?緊張するとすぐに頭の中が真っ白になってしまう私からすると、「こういう機会はたくさん欲しかったな」と、とっても羨ましい限りで・・・。

ミュージカル本番も勿論楽しみだけど、本番に向けてのプロセスもワクワク・ドキドキ。それがあるから本番も盛り上がる。息子から「Big partを狙ってる」と聞いて、正直衣装を作るのが大変だなぁと思ったけれど、オーディションを経てゲットしたpartなら衣装作りも頑張りますよ(なんのことはない 私の母に頼んで作ってもらうのだけれど)。そして決まった息子のPartは裁判官の仕事のかたわらでオークションの支配人を営んでいるのか、オークションの支配人の仕事のかたわらで、裁判官を営んでいるのかよく分からないのだけれど、そういう肩書を持つ男性。なんだか怪しげな役だこと。スクールでの稽古が本格的に始まると、家でも時間があるときはCDに合わせて振り付きで歌っていましたよ。こんなに歌って踊る息子を見たのは、後にも先にもこの時だけ!

 

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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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