東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode130】8歳8ヶ月 我が家の可愛い居候🐹

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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Episode105で触れたように、息子が通ったインターや中学・高校のネイティブの先生の英語の授業ではポイント制が当たり前のようにあった。インターに通ってた頃は、生徒が授業中に騒がしかったり、Recess(休み時間)後の授業に遅れてくるなどしたら、先生がポイントをゲット、先生から見て生徒が素敵な言動をしたら生徒側がポイントをゲット。先生は溜まったポイントで、生徒に先生の机の整理整頓や教材準備のお手伝いをさせることが多く、生徒達にポイントが貯まると、ボウリングや映画、フットサルなどに連れて行ってもらったり、スナックパーティーを開催してもらったりしていた。この年の担任の先生は、生徒ひとりひとりに与えられるポイントだけではなく、クラス全体でポイントが貯まる制度を導入。みんなで協力して何かをしたり、先生から見て“頑張ったわね”っていうことがあったらポイントが貯まっていき、クラス全体のポイントがたくさん貯まると、ポケットマネーでハムスター()を購入し、「みんながとても良い子だから」とサプライズでプレゼントをしてくれたの。これにはクラス全員大喜び。みんなで名前を考え「チビ」と名付け、大切にお世話して、すっかりクラスの人気者に。

春休みはクラスメイトのAshleyがチビを預かったことを、一人っ子の息子は相当羨ましく思ったみたいで、休み明けには親に相談することもなく、自分から先生に「ゴールデンウィークは僕がチビを預かります」と直談判したらしい。先生は息子と同じくらいの男の子の母親でもあるので、きちんと私に確認の連絡をくれたんだけど、話を聞いて私はとにかくビックリ。息子が私に何の相談もネゴシエーションもなく行動したのは、私が知る限りにおいて、これが初めてだったんじゃないかな?少し前から息子は「ペットが飼いたい」と言っていた。私も一人っ子で、これくらいの頃に“ペットが飼いたいなぁ・・・”と思っていたので、息子の気持ちもよくわかる。犬やネコのように大きくもないし、私も動物は大好き。1週間程のことなので快諾した。

ハムスターって本当に可愛いね。私はリスを飼っていたことがあるけれど、すばしっこいリスと比べると、ハムスターは全力疾走しててもヒョイって捕まえられる。何だかとっても鈍臭い。鈍臭さは固体差かな?この鈍臭いところが何とも可愛くって、チビはあっという間に我が家でもアイドルになってしまったんだけど、みんなに甘やかされて育ったせいかチビはご機嫌が悪いと思いっきり噛んできたんだよね。特に夫は手を出す度にガブリと噛まれて流血していたからお気の毒。私も2回ガブリと噛まれてしまったけど、息子に噛みつくことはなかったので、人を見ていたのかしら?もしかしたらチビは息子のことを同類”と認識していたのかな?と思っていたら、ついに息子も噛まれてしまった。噛まれたところが痛いはずなのに、チビに噛まれたことがショックでフリーズ。その後、大粒の涙をポロポロ流して泣いてしまった。「嫌いで噛んだんじゃないよ。『やめて』って言えないから噛んでるだけ。嫌がることをしなければ噛まないよ」となだめたんだけど、みんなしてチビのご機嫌をうかがう様子は、側から見たら何とも滑稽だよね。それでも、小さくて、まん丸のチビが家にいた1週間はとっても癒された。特に我が家の野球バカ息子は最近ちっとも可愛くないので、「◯◯(息子の名前)をケージに入れてクラスルームに戻し、チビを家で育てようかな」なんて息子に言ったら、「フーン いいよぉ~だ。」なんて生意気な態度。ちょっとはシュンとしてくれるかな?と期待してたけど、返り討ちにあってしまった。私がそんなことできないことを息子はよく知っていること!

チビをスクールに戻したゴールデンウィーク明け、衣替えをしたついでに息子の本棚の裏を掃除してたら、ナッツやドライフルーツ、干からびた果物がわんさか出没。一旦頬袋に貯めた餌を本棚の裏でペッと出して隠してたんだね。リスを飼ってた時もそうだったけど、彼らはペッと出して隠したことを忘れちゃうから・・・。そういえば、この頃の息子もスクールや道端で拾ってきたものを玄関の新聞受けのところにコツコツとためていたっけ。前年の夏、拾ってきたセミの抜け殻をそこに置いたのが始まり。いつの間にか松ぼっくりやドングリがゴロゴロしてた。息子は私にわからないようにコッソリと置いていたし、バレていないとも思っていたらしいけれど、母はちゃんとチェックしていましたよ。ドングリや松ぼっくりならまだかわいいけれど、握りこぶしほどの石を手にしっかり握って持って帰ってきたときは驚いた。「何ね?それ?」と聞いたら、平気な顔して「うん 持って帰ってきたと」と言いながらいつの間にか息子のコレクションコーナーになってしまった新聞受けの中に入れようとする。「石はこの中に入らんよ!」と玄関先に置かせたけれど、スクールの息子のシューズ・ボックス、キャビー(生徒ひとりひとりに与えられたロッカー)やデスクの中も同じ状態。小石や貝殻・松ぼっくりがゴロゴロしてた。次から次に物をため込む場所を作ってたから、やってたことはチビと一緒。

自分と同じ習性を持つハムスターを可愛がっていた息子は、今やすっかり猫派。理由は「犬は“かまって かまって”ってうるさいもん。猫はかまってやらなくても大丈夫でしょ」だって。自分こそ“かまって かまって”ってうるさいのにね。コロナで大学の寮が閉鎖になって帰国し、オンラインで授業を受けていた頃は、時差に加えて、サークルもないので身体を動かす機会もめっきり減るなどして、よっぽど辛かったみたいで、唐突に「お母さん コツメカワウソを飼わん?」って聞いてきたのには驚いたよ。こっちも“お風呂場だったらなんとか飼えるかしら?”なんて真剣に考えてしまった。可愛い顔してるけど、小型犬並みの顎の力を持つコツメカワウソが餌を食べる姿は、なかなかの迫力。チビにカプって咬まれても“嫌だったのかい?ゴメンよ!”で済まされたけど、コツメカワウソに咬まれたら、指一本くらい平気で差し出すことになりそう。渡米して大学生活がコロナ前の状況とほぼ変わらなくなって、「コツメカワウソ飼いたいな」なんて言わなくなったけど、就職して一人暮らしを始めたら、何かしら飼いそうだなぁ。近い将来、コツメカワウソの日々の可愛い姿をTwitterに投稿しているアカウントがあったら、それは息子かも?

 

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