東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode129】8歳8ヶ月 Spring Festival 〜親子で勤労奉仕〜

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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この年は2年に1度のSpring Festivalが開催された年。前回はフードブースでベニエを作った。フードブースは用意しておいた食べ物を最後まで売りきらないと自由時間にならないので、今回はフードブース以外のブースをやろうと心に堅く決めていたのに、頼まれるとあっさり引き受けてしまう、なんとも心の弱い私。最初にお願いされたのはピザの販売。「焼いてカットしてあるコストコのピザを当日の朝買ってきて、そのまま販売して欲しい」と言われ、調理しなくていいなら簡単じゃないと即OKの返事をしたのに、数日経つとピザペンネに変わっていたの。確かにピザペンネもイタリアの食べ物だけれど・・・。「話が違うよぉ」って言えば良いのに、言えないんだなぁ。英語だからじゃないよ、日本語でも主張できないんだよね。フェスティバルの2ヶ月前に購入して、自宅に保管していた250食分のペンネパスタとトマトソース缶が目に入る度に、どうせマズくてあんまり売れないんだろうなぁなんて思ってたんだけど、フェスティバル当日の朝、温めたトマトソースをペロリと舐めてみてビックリ!意外と美味しかった。単純な私は俄然やる気がでてきた。ペンネコーナーの人員は4人。校舎内のキッチンでトマトソースを温め、ペンネを茹でるふたりとブースで販売をするふたりに分かれて作業。私はキッチンでひたすらトマトソースを温め、ペンネを茹でる担当。いつもなら5月のゴールデンウィーク明けに行われるフェスティバルだけれど、この年は4月に行われたため、ちょっと肌寒い天候が温かいペンネの売れ行きを良くし、お昼頃から順調に売れだした。ピザじゃなくて良かった。冷えたピザなんて食べる気がしないもの。そうは言っても250食の壁は厚い。フランクフルトを販売していた隣のブースは1時過ぎには完売。「いいなぁ・・・」と羨望の眼差しを向ける私たちを見捨てて彼らは撤収し、フェスティバルを楽しんでいた。フェスティバル終了の30分前になんとかペンネも完売。売上はなんと6万円以上。前回のベニエの売り上げが2万円程だったので、充分満足。でもやっぱり今年もフェスティバルは最初から最後まで自分のブースにかかりっきりで、他のブースを見て周ったり、ゆっくり昼食をとる時間もなかったのよね🥲

去年まで息子と同じクラスで、日本の小学校に転校した男の子とそのママが遊びに来ていて「初めてよ、フェスティバルをじっくり見てまわったのは。」なんて満面の笑みを浮かべてやって来た。このインターの父兄でいる限り、のんびりとフェスティバルは楽しめないのね。でも最近はフェスティバルでがむしゃらに働くことも、それはそれで楽しく思えてきたのが恐ろしい。

前回のフェスティバルではGrade1だった息子はクラスで担当するブースもなく、働く私に放っておかれてフェスティバルの間じゅうプラプラ遊んでいたけれど、Grade3の今年はジムの一角でゲームブースを担当。予算をつけてもらい、クラスみんなで話し合いをして、どんなゲームにするか決め、お手製のゲームをいくつか作り、当日は、来場者にゲームの説明をしたり、実際にやってみせたり。Grade3の生徒は担当するゲームコーナーで働く傍ら、ステージで上演された“SEUSSICAL  Jr”にも主演。さらに、歌手でもあるクラスメイトママの歌のステージでバックコーラスも担当。フェスティバル前に配られた息子のタイムスケジュール表を確認したら、30分ごとに持ち場や役割分担が決められていた。“これは親子でむちゃくちゃ忙しい1日になりそう”と思いつつも、お互いのことなんて気にかける余裕もない。息子にはタイムスケジュール表と腕時計を持たせて、自分で時間の管理をさせることにした。家では頼りない息子も、スクールではリーダーとしての自覚を持って?行動していたはずなので、大丈夫だろう、と思って。タイムスケジュール表を見ながら「あなた、フェスティバル当日はやることがたくさんあってお昼ごはんもゆっくり食べてられないねぇ」なんて言って笑っていたけれど、親子そろってスクールのためにこんなにも労働奉仕するなんて。我が家がお金持ちか、超有名人だったりしたらドォ~ンとDonationして、あくせく働かなくていいんだろうなぁ。実際、スポーツ選手のご家庭はのんびりしてたようだし、インター内のヒエラルキーは容赦ないなぁ。

皆さんもアメリカのレモネードスタンドはご存じですよね?インターのフェスティバルで生徒がやっていることも、これに近いような・・・。何枚のチケットで提供するか?他のゲームコーナーとどう差別化を図るか?売上目標は?など自分達で考えるんだよね。これくらいの年齢からビジネス体験をし、チームワークの必要性等を学べる良い機会と捉えれば、容赦ないヒエラルキーに直面しても卑屈にならなくて済むかも?売上の一部は寄付されてたし・・・。

ちなみに2年後のSpring Festival で私はフードブースでドリンクを販売。ドリンクとアイスクリームは当日業者の人がケースと商品を持ってきてくれるので、それを並べて販売するだけ。ドリンクとアイスクリームのブースはなんだかとってもラクそう・・・”と以前から思っていたから、これは“毎回Spring Festival で一生懸命に働いているから、神様からのご褒美なのかもしれないと勝手に解釈。ところがその年は前回までと比べて開催時間が1時間短縮されてしまった。しかも、変更はフェスティバル直前になって知らされたので、今さらドリンクの数量を減らすことも出来ず、当日思いっきり晴れて気温がグングン上がり、冷たいドリンクが飛ぶように売れることを神頼みするしかなかった。私の日頃の行いが悪いせいか、フェスティバルの前日から雨が降り、当日は3月中旬並みの気温に。それでもドブヅケ(ドリンクを冷やすケース)に氷とお水を張ってドリンクを並べ開店。大半のお客さんはフリーマーケットを先に制覇するので、勝負はフリーマーケットでのお買い物を終えたお客さんが食事をするタイミングでどれだけドリンクを買ってもらえるか。スタートして1時間もするとフードコーナーにお客さんがウヨウヨし、ドリンクも売れ出したんだけど、ドリンクを買いに来るお客さんを待っているだけでは到底捌けないと判断し、ドリンクをカゴに入れてフードのブースで並んでいるお客さんに売ったり、ロビーの中にいるお客さんに売ったり。ランチのピークが過ぎた1時をまわっても、ドリンクの箱は山積みのままだったので、2チケットで販売していたドリンクを1チケットで販売したものの、あまり状況は好転しないまま。そこへ、この年は手作りのストラックアウトのブースを担当し、早々に目標のノルマを達成してSpring Festival を満喫していた息子がチョロチョロとやって来たので、とっ捕まえてドリンクをカゴに入れて渡し、売り歩いてくるように命令。いつもなら「えーっ!」と文句を言う息子も、私の剣幕に圧倒されて、「分かった!」とひとこと言って、ドリンクの入ったカゴを抱えて人込みの中に入ってしまった(まるで行商である)。しばらくすると、ドリンクを売り歩いている息子を見たお友達が次々に私のところにやって来て、「僕もドリンク売る」と言ってくれた。多分楽しそうだからやってくれたと思うけど、いづれにしても有難い!

Spring Festival終了のアナウンスがかかって、人の流れが校門へ。するとお金に換金できない余ったチケットで保存のきくドリンクを購入するお客さんが大量発生。12本のみならず、10本以上まとめて購入する人も大勢いた。すると今度は商品を入れる袋がなくなってしまい困っていると、息子がタイミングよく行商から戻ってきて、袋を何処かからもらって来てくれた。夫より気がきく我が子だこと。ラストスパートでなんとか大量の売れ残りは回避できた。売れ残ったのはお茶とミネラルウォーターが少し。日本人の感覚からすると、食事の時はお茶かお水なのだけれど、外国人(特にアメリカ人)はやっぱりコーラらしい。コーラは一番最初に売り切れたのよね。

この年のドリンクのブースにG7メンバー国出身(先進国という意味です)のひとりのママさんが入ってくれたのだけれど、とにかく変わった方で・・・。その数ヶ月前のドリンクブースの初ミーティング時に「私はコーラが大嫌い。コーラは身体に悪いです。コーラなんて売りたくありません。」とまくしたててきた。う〜ん、それは甘い物を飲み過ぎないように子どもに諭す都市伝説のようなものでないかい?来場者は大人も多いし、過去のデータでコーラがいかに売れているか示しても意見を絶対曲げない。「分かった。あなたはコーラを触らなくていいし、売らなくてもいいから、他のドリンクを売ってちょうだい」と言ったけれど、フェスティバルの当日も、やれ2チケットは高すぎるだの、素手でドリンクを触るのは汚いのでビニールの手袋をして販売しろだのやたらうるさい。彼女の言う通りにお隣のブースから手袋を拝借して販売したけれど、「この手袋は邪魔」と言って初っ端から外してしまったのは彼女。挙句の果てはコーラを買おうとした来場者に怖い顔して「コーラは脳が溶けるよ」ですって。それまでブースの雰囲気を優先して我慢してきた私もとうとうブチ切れ「あなたの脳が溶けてるのよっ!」と言い返してしまった。

休憩や食事は交代制のはずなのに、彼女だけは「ちょっとフリーマーケットに行ってきます」とか「ステージのサルサを見てきます」とか言って、ちょくちょくおサボり。“自分はSpring Festival の客なのか主催者側なのかハッキリさせろっ!”とムカつくものの、何かにつけて文句ばかり言う彼女がいない方がかえって仕事がはかどるから、気にしてなかったけど、戻ってきた彼女が手にしていたものを見て唖然としてしまった。彼女が手にしていたのはフェスティバルのフードブースで販売していた焼きそば。「私はこんな所で売られているものは食べたくないです」とキッパリ言ってたのに、どういうこと?私が「食べるの?」って聞いたら「ハイ 食べます」だって。お願いだから食べたくないから食べるになった理由を私に聞かせておくれ。おバカな私にもちゃんと辻褄が合うように・・・。日普通はあそこまでキッパリ食べません!と言ったら、後悔しつつも食べないで我慢するものよぉ。分からん・・・しかし美味しそうに焼きそば食べてたなぁ。ベジタリアンでお肉は一切食べないって言っていたんだけど、焼きそばには豚🐽が入ってるぞ。彼女はフェスティバルの終了時間を待たずに、2時頃サヨナラ。「帰るねぇ」と言ってきた彼女に、私は「お疲れ様。助かりました」と心にもないことを言いながらコーラを手渡し。よく確認もせずに受け取った彼女は、手にしたものがコーラだと分かった瞬間ドブヅケに放り投げていた。ケッ!コーラが販売されてからもう何十年も経っているんじゃ。コーラで脳が溶けると言うけど、私はテレビでも新聞でも雑誌でも、コーラで脳が溶けたという記事を目にしたことは一度もないっ!ちょっと言葉が荒々しくなりました。今でも思い出すとムカつくけど、こんな方、私は嫌いじゃないよ。面と向かって「好き」って言いたくないけど、フェスティバル後は彼女との距離も縮まって、訳のわからないことを言うたびに「バカじゃない?」「バカって言うあなたがバカね」とかなり低レベルな口撃戦をしてたっけ。

息子が通った九州のインターのFestivalは地元では大人気。毎回多くの来場者で賑わい、TVの取材も来ていました。息子がインターを辞めた後の我が家は中学受験一色になり、中学進学に伴って首都圏に引越しをしたので、未だに九州のインターのSpring Festival には、“お客さま”のご身分で行けてないの。息子はもう私とは一緒に行ってくれないと思うけど、孫ができたら連れて行きたいなぁと思っています。フリーマーケットで絵本をたくさんゲットするぞ!

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