東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

【Episode111】7歳5ヶ月 リーダーとは?②

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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息子から詳しい話を聞いて、Mr, Raffiと担任のMs, Conradが状況を把握して、ちゃんと対応していることがわかったので、翌日先生に事情を聞きに行くことは、とりあえずやめておくことにした。前の週にAlexと息子のやり取り(Episode110の3コマ目)を聞いた時は、息子も私もそんなに重く受け止めてなかった。でも、よくよく考えたら、仲の良いAlexがそんなふうに怒るなんて初めてだったし、「何故みんなケイの言うことを聞くのだろう?」僕はケイみたいなリーダーになりたいんだ!」「僕がやりたいのはStudent Councilじゃなくて、ケイみたいなリーダーなんだ!」というAlexの言葉もなかなか重い。息子は「何でそんなこと言ったのかな?」とキョトンとしていたけれど、“大人である私はもう少しAlexの気持ちを考えるべきだったんじゃないの?”とすっごく自己嫌悪に陥ってしまった。

インターって、「個」が尊重され、意見や考えが皆と違っているのが当たり前というスタンスだけど、決して協調性やまとまりがないわけではないんだよね。息子をインターに通わせる前は、この辺のことを誤解して、“自分の主張ばかりをするんじゃないから?”なんて心配もしていたんだけど、授業はグループワークも多いので、役割分担や協調性も生まれるし、フェスティバルなどのスクールイベントでは、生徒が主役になって同じ方向を向き、趣旨を理解・共有して一丸となって盛り上がっているもの。“「個」が尊重され、意見や考えが周りと違うのは当たり前”ということと、“役割分担・協調性・集団行動”って逆なんだけど、そのふたつが両輪のように存在するのは、様々な意見や考えをまとめ上げるリーダーシップも常に意識させられ、クラス(スクール)には先生ではない「生徒によるリーダー」が必ず誕生していたからだと私は思っている。KindergartenからStudent councilの選挙があって、スピーチや投票を経て選出された各学年のStudent councilが学校の運営等に関して、話し合いで決めて行くのがとても良い例で、私からするとビックリするような年齢の頃から、「リーダー」「リーダーシップ」を常に意識し、生徒ひとりひとりがリーダー像をしっかりイメージしながら立候補したり、投票したりしている。各タームで渡される成績表やそれに添えられている先生コメントにも「リーダー」「リーダーシップ」のワードが散見される。

両親が純ジャパの息子ですら、「リーダーになりたい」「Student councilに立候補する!」と鼻息荒くしてたから、両親がアメリカ人のAlexは言わずもがなのはず。Alexには「みんなと話ができるリーダーになりたい」という明確なリーダー像があるのに、コミュニケーションが取れない日本語を使われちゃうと、英語も日本語もできる息子がAlexより状況を把握できちゃうから、そりゃAlexにしたら歯痒いはず。そもそもインターなんだから、みんなが英語でコミュニケーションをとれば良いはずなんだけど・・・。

Mr, Raffiは、Alexのそういう気持ちを察して(知って)、Alexと息子の距離を一旦離したんだろうなぁ。担任のMs, ConradもMr, Raffiと話をした後は、彼らを近づけないようにしてたし・・・。それと、確かに“PROBLEM SOLVER”と呼ばれて、生徒のトラブルを解決していたかもしれないけれど、「白」「黒」をはっきりつけられないこともあるし、はっきりさせない方がいいこともある。そういうことにまで息子が理屈をこねて強く主張すると、言いたいことがあっても上手く言葉にできない生徒は辛かったんじゃないかな?「正しいこと」や「正義」は立場や人によって変わってくる。そんなトラブルに、“PROBRLEM SOLVER”として関わって、息子の「正義」や「正しい思うこと」を主張すると戦争になってしまうよ。そこに必要なのは「優しさ」なんじゃないかな?先生はリーダーには、そういう部分も必要だと息子にわかって欲しかったんじゃないかな?

あくまでも私の想像だけど、背景がなんとなくわかってきた。でも、今度はどんな対応をしたらいいのか、すっごく悩んでしまった。Alexのジレンマも息子の悔しい気持ちもわかる。「明日、もし無視したメンバーの子が“○○(息子の名前)、一緒に遊ぼうと言ってきたときは、“僕のこといじめたからイヤだなんて言わないで、うん、いいよと言って遊ぼうね」と息子に話すしかできなかった。何だか、お互い何かやって結論が出る問題ではないような気がして。Alexは抱えたジレンマを乗り越えて、リーダーを目指して欲しいし、息子にはAlexが抱えるジレンマに、少しでもいいから思いを巡らせるようになって欲しい。幸い先生方が上手くフォローしてくれているようなので、私も口出しせずに、見守るしかない。そう思ってはみたものの、その日の夜はまんじりともしないで、翌日以降の展開を気にしてしまいました。考えても仕方がないことだから、サクッと寝てしまえば良いのにね。息子もその日の出来事を思い出して、泣きながら寝ちゃいました。

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