東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

父の視点② ダブルリミテッドについて

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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息子が通うインターでは、日本人の多くが日本の小学校に入学するためインターを去っていた。息子はインターで本当に楽しく過ごしており、「このまま英語が定着する9歳~10歳まではインターに通わせよう」と安易に考えていた。それに対し、バイリンガル教育のデメリットを教えてくれる人たちがいた。正にダブルリミテッド(セミリンガル)リスクだ。言語学の当時の通説は知らないが、そのころ少なくとも「識者」と言われる人々が「インターナショナルスクールに通う→セミリンガル」があたかも因果関係であるように説明し、「日本語をしっかり身につけてから英語を学ぶべき」と主張していた。「インターナショナル・スクールに通わせると日本語・英語ともに中途半端な能力しか身に付かない。結果、論理的思考が十分にできない中身の薄い人材となる」という主張だと聞いた。だが、その主張は、因果関係(皆がそうなる)なのか、相関関係(その傾向があっても皆がそうなることはなく、原因はほかにある)なのかが曖昧だと思った。
大学のゼミで指導頂いた教授に相談したところ、「君、全く論理的じゃないよ。世界にはバイリンガルで育った優秀な学者が多くいるし、むしろ複数言語を同時に学ぶのは普通といってもいい位だ。」とおっしゃった。つまり、インターナショナル・スクールとダブルリミテッドは因果関係ではなく、2言語習得のための対応をきちんとしないことで、「いずれの言語も能力が十分に確立できなかったような場合、抽象概念を十分に理解できず、また論理的思考能力も十分に身につかない」ケースがあるということだと私は思った。※

そうであれば、インターナショナル・スクールに通わせながら、日本の小学校で習得するレベルの日本語(母語)、論理的思考訓練(特に算数)を家でしっかり時間を掛けてやれば問題ないだろう、そしてその程度は対応できると考えた。家での「読み、書き、そろばん」これが我が家の合言葉となった。
「何歳までインターに通わせるか?」は、小学校に上がる段階では明確には決めてはいなかった。

※当時は、「伝達言語能力」「認知言語能力」などの言語学の概念を知らずに、このように理解していた。

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