東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

中学・高校時代の学校外活動

 
この記事を書いている人 - WRITER -
2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
詳しいプロフィールはこちら

1️⃣中学時代の学校外活動

創造性の育成塾

中学2年の夏休み:1週間

ノーベル賞受賞者をはじめ優れた科学者や気鋭の先生方による講義や実験の授業を受けられる1週間程度の夏合宿です。いくつかのテーマの中から選んでレポートを提出、全国から中学2年生約40名が選出されます。

学校外の同学年生と講義を受け、交流する初めての機会でした。いずれの講義も実験も息子にとっては興味深く、また全国から集まった同期生や創造性の育成塾出身の大学生のチューターとの交流からも様々な刺激を受けました。
不定期ですが、合宿を終えたあともOBOG会が開催され、同年代だけでなく上下の世代とのつながりもあったようです。
ちなみに息子が参加した年には、その後ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑先生の講義もありました。

Oxford大学でのサマープログラム

中学3年の夏休み:2週間
オックスフォード大学が夏休みの期間、学生たちが帰省して空室になった寮と教室を利用して開催されるプログラムです。
参加人数は45人で、アメリカ、ヨーロッパ各国をはじめ、世界中から高校生(1518)が集まり、実際の大学生のように、オックスフォード大学の寮で生活しました。スタッフは全員オックスフォードの現役大学生だったので年齢差が少なく、友達のような存在(息子談)。この年の参加者は中3の息子以外は全員高校生でした(日本人は息子だけでした)。

初の海外一人旅だったのでBritish Airways子供一人旅サポートを利用しました。
1
日のタイムスケジュールは
9001100授業
昼食・自由時間
130015:00 Independent study (課題・エッセイなど)
自由時間・アクテビティ

講義ではなく、ディスカッション形式の授業で、様々な授業の中から息子が選択したのはリーダーシップでした。
自由時間が多いのですが、この自由時間中の会話(息子は討論と表現)から得たものはとても大きかったようです。夜も遅くまでcommon roomで友人達と過ごしていました。
午後のアクティビティはpunting (オックスフォードを流れるテムズ川の支流で船に乗るという伝統的なもの)体験から、NPOのボランティアに参加するなど多岐にわたり、息子が1番楽しかったのはディベート大会だったそうです。
休日は、ロンドンのGlobe Theatre でシェイクスピアの劇を観賞したり、ウィンザー城 (Windsor Castle) を見学したりして、イギリスの歴史を学ぶ機会もあったようです。
この2週間はとても中身の濃いもので、1年前に「創造性の育成塾」に参加して以来、久しぶりに多くのことを学べたと息子は言っていました。

このプログラム参加にあたっては、学校の成績とTOEFLのスコア(TOEFL-iBT  :107 /120点)提出がもとめられ、Skypeで面接もありました。

2️⃣高校時代の学校外活動

World Scholar’s Cup

Tokyo Round (高校1年ゴールデンウィーク)→Global Round(6月タイ)→Tournament of Champions at Yale (11)

31組のチームで、科学技術、歴史、文学、音楽・美術、社会、毎年変わる特別科目の6科目について、クイズ、ディベート、ペーパーテスト、エッセイの4種目の得点を競うもの。すべて英語で行われます。

息子は高校の同級生(息子以外は帰国子女)とチームを組んで参加。同じ高校から、もう1チームが参加しTokyo Round→ Global Round→ Tournament of Champions at Yale と一緒に勝ち進んで行きました。

長期に亘って、チームで同じテーマに向き合って、準備・対策をしなくてはなりません。個の能力だけではなく、チームの力を最大限に発揮できるよう早朝や放課後、学校で勉強会をしていました。考査の時期の直前・直後にRoundがあったりして、準備と勉強の両方でとにかく大変だったようです。また、勉強会のサポートをネイティブの先生に直訴したことや、チームは別ですが、たった6人だけで一緒に海外へ行き、食事の調達や大会後の観光を自分達で企画し実行したことなどを聞いて、子供達の行動力に驚かされました。

Global Round以降は、世界中の高校生との交流も生まれます。特にTournament of Champions at Yale ではTalent Show (例年日本はソーラン節を踊ると聞かされました)Scholar’s Ball(ダンスパーティー)もあり、大会に付随する参加者の交流を目的とした様々なイベントも魅力的でした。またTournament of Champions at Yaleではイェール大学生によるパネルディスカッションや、キャンパス内の食堂で食事するなどの体験することもできたようです。

④日中韓高校生リーダーシップサミット(@韓国/仁川)今は名称が変わったか、開催されていないかも?

高校1年の夏休み(7月):34

日中韓の3ヵ国の高校生が合宿して、英語で様々なテーマについてディスカッションするイベント。

Harvard大学でのサマースクール

高校1年の夏休み(8月):1週間

ハーバード大学の学生寮に宿泊しながら様々な体験をする次世代リーダー養成を目的としたプログラム。前年に2週間のOxford大学でのサマープログラムに参加した息子にとってはこのプログラムはやや物足りない印象で終わりました。中学校から英語を学んだ生徒が、英語で講義を受けたり、課題をこなしたりするという最初のステップを体験するのにはとても良いプログラムだったそうです。

⑥海外大学・先輩訪問

高校1年の春休み:1週間

海外大学出願を見据えて渡米しPrincetonYaleBrownMITを訪問。予め連絡してお願いしていた在校生(日本人)に案内してもらいながら、大学内の見学(実際の授業を体験させてもらえたこともありました)。夜は在校生の入る寮に泊めてもらい、サークル活動、寮生活、卒業後のことなどいろいろな話を伺いました。

父親と一緒に移動して大学に到着後、息子は在校生と待ち合わせしその後は一緒に行動。夫は一人でホテル泊し、翌朝合流して次の大学のある都市へ移動、という繰り返しです。

日本の大学のオープンキャンパスのプライベート&宿泊バージョン。

在校生の話を11で聞けるだけでなく、実際の授業を見学したり、寮で食事・寝泊りしたりすることで、その大学に入学後のイメージをしっかり描くことができ、さらには自分がその大学に行きたいかどうかをジャッジする機会にもなりました。

The Global Enterprise Challenge

国内大会(高校1年の春休み)→世界大会 (高校2年のゴールデンウィーク)

青少年のイノベーションへの興味を喚起するために、高校生(高専生1-3年生含む)を対象に実施している国際競技。国内予選の上位3チームが世界大会に進出できます。

課題(challenge)は環境、エネルギー、産業、災害対策、教育など世界が共有する問題に関わるもので、競技ではそれらの課題解決に対して事業を通じてどのように貢献するか、自分達で具体的な内容を議論し、 12時間以内にその事業アイデアを提出物(英語での事業プランと動画プレゼンテーション)にまとめる必要があります。その際、創造的で革新的なアイデアが求められるだけでなく、その事業アイデアが、技術的に実現可能であるか、事業を始めるために必要な経費はいくらで、それをどのように確保するのか、事業を継続するための収益を得る方法は何か、その実現のためのプロセスやマーケティング方法なども示さなければいけません。

3人以上8人以内でチームを結成するのですが、息子は学校の部活の先輩を通じて、他校の同じ部活の方から誘い受け、4つの学校の生徒の混成チームで出場しました。チームのメンバーは当日同一場所に集合、朝8:00にオンライン上でチャレンジ(課題)を受け取り、18:00までに 事業計画書(business plan )を提出、20:00までにビデオ・プレゼンテーションの提出をしなくてはなりませんでした。これは国内大会も世界大会も同じです(課題は毎回違います)

高校生にとってはなかなかタフな作業ですが、息子はメンバーとディスカッションしながら課題をクリアすることがとても楽しかったようです。実際に提出したビデオ・プレゼンテーションを観ましたが、高校生らしい可愛らしさと視点、リアリティある算盤勘定に驚きました。

国内大会では2位、世界大会では3位のチーム成績でした。

⑧カンボジアでのボランティア

高校2年の夏休み(8月):1週間

あるエッセイコンテストで優秀賞を獲得し、開発途上国での研修に参加する機会が与えられたのですが、都合により参加できなかったため、自費でカンボジアでのボランティアに参加しました。

カンボジアの孤児院(戦争孤児が多い)で子供達の学習サポートをしました。

⑨石巻でのボランティア

高校2年の冬〜春(2)

震災からの復興プロジェクトのサポートをしました。地元の商店街、地域の方が復興に向けた街づくりを計画する場に参加するなかで、「物流」に興味を持つようになりました。

地元の高校生との交流もありました。

3️⃣振り返って

「創造性の育成塾」に参加、刺激を受けたことは、その後の活動や進路に大きな影響があったと思います。凄い同学年生の存在や世界で活躍する先輩方と間近に接することは本当に有意義な1週間だったようです。

そして翌年のOxford大学でのサマープログラムでは、同年代の学生や優秀なOxford大学の学生と交流することで、今度は世界中にはもっと凄い同年代がいることを知り、日本語ではおおよそ掴むことのできない情報が溢れていることを目の当たりにしたのだと思います。

中学3年夏休み前までは部活の野球に明け暮れる毎日で、学校外のことなど全く興味がない様子でしたが、Oxfordから戻り、夏休みが明けると、すぐに模擬国連に関わるようになりました。Oxford大学でのサマープログラムで中東の情勢問題と女性の社会問題をテーマに行った模擬国連にとても興味を持ったからです。それ以降の息子の活動は、学校内外を問わず、そして日本語・英語も問わず、極めて多方面に亘るようになりました。当然、その延長線上で海外大学出願が視野に入ってきました。多忙な毎日でしたが、学校の授業と家庭学習に集中することで、予備校に通わずその時間や労力を課外活動に充てることができたという面もあると思います。

そして、いま改めてしみじみと思うことは、本当に子供の内にバイリンガル教育をしていて良かったということです。①⑨以外は全て英語が出来ることで体験できたことです。世界的には珍しくないことでなくても、日本ではこの年齢で英語ができる限られた人しか体験できないことです。そしてこれらの体験が本人の進路に大きく影響を与えました。英語ができることで、早くからネットの上では国境を全く意識することなく、世界の情報をダイレクトに受け取って、広い視野で意見を言うようになり、そして高校2年生の時は1年に5回も海外渡航して、息子の視界は更に世界に広がり、リアルでも国境を意識することは無くなっていきました。

 子供にどのような教育をさせるかは、親が真剣に悩むところであり、さまざまな考え方があると思います。我が家は、常に子供の可能性を広げ、選択肢を残すことを考えていました。中学受験もしましたが、これも一つの節目・イベントであって目標ではないし、いろいろな意見はありますが実際4年生くらいまではやることは限られています。それまでの十分な時間をどう使うのか?我が家はバイリンガルを選択して本当に良かったと思います。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© バイリンガル子育ていろいろ , 2022 All Rights Reserved.