東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

子供の学力は、遺伝?それとも育て方?

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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子供の学力は、親からの遺伝で決まるのでしょうか?それとも育て方でしょうか?親からもらったDNAが科学的にどれだけ子供の学力に影響するのかは知りませんが、私は「育て方」の影響は決して小さくないと感じています。そして、その「育て方」は、自分が親からしてもらって良かったことに、自分はしてもらってないけど子供にはしてやりたいことなどの自分の経験を加え、さらに子育てをする時に感じている「時代の変化」に応じて改良して実行していって、遺伝子と同じように親から子へ引き継がれていくのだと思います。

 

【親自身の経験】

今から40数年前のことです。夫は中学受験で志望校に合格できませんでした。夫の兄は中学受験をせず、高校から私立進学校に進んだので、夫はその学校の中学を受験しましたが、合格できませんでした。

夫の兄の場合は高校受験だったので、親がリードやサポートしなくても、殆ど塾にもいかずに自分でしっかり勉強して、私立の進学校に合格しました。それに続けと、夫は小学校5年生から進学塾に通いました。  5年生で入塾した時からトップレベルの成績で、目指す中学も充分合格圏内。夫も両親も何の心配もなく時が流れました。6年生になると夫よりも成績が良い子が新たに入塾してきて、数名のトップ層が形成されました。そして1年後、夫以外は志望校に合格し、夫だけが不合格だったのです。合格した子と夫の違いは、6年生の時の家庭での勉強量だったそうです。夫は、それまで小学校で授業を聞いてその場で理解し、宿題は授業中に済ませて、家では殆ど勉強をしていませんでした。塾に通い始めても同じように家では最低限の宿題をやるだけで、塾の授業中に理解し、または覚えるだけでした。一方、トップ層の子たちは、宿題以外にも自分で問題をやって、解らない問題は塾の先生に質問していました。夫はそれを認識していながら、毎週のテストの成績で大差がなかったので、何となくそのままの状態を続けていたところ、自分だけが不合格になったのです。

夫の両親は、夫の兄の高校受験に際して何らリードやサポートが必要なかったので、夫の中学受験でも同じスタンスだったようです。このことが合否を分けたのかもしれません。中学受験の時の子供は、まだ自分をコントロールして勉強に向かうことが難しい年齢です。親がしっかり、リードしサポートする必要があります。

しかしながら、夫は、もしあのまま合格していたら、中学・高校の間もずっといい加減な対応しかしなかっただろうと、あの時不合格だったことは良かったと後に思ったそうです。わずか数点足りなかったために合格できなかった、やるべきことが判っていながらベストを尽くさなかったという反省は、高校受験の時には改善につながり、人のリード・サポートなしで、自分で真剣に取り組んで、中学入試の時に不合格だった学校に高校入試で合格しました。

 

【経験を「子育て術」に活かす】

夫は、このような経験から、親にしてもらったことに自分自身の経験から修正を加え、社会人になってから感じた時代の変化に合わせて、私たちの子育てに活かしました。

私たちが息子の子育てでやってきたことは、大体こんなことです。考え方は多様なので反対の意見もあると思いますが、一つひとつに私たちなりの理由があります。

・遊ぶ中でも考えさせる

・理解する喜びを教える

・暗算はゲーム感覚で一緒にやる

・先取り学習はしない

インターのプリスクールに通わせる

「読み・書き・算数」は家庭でやる

算数は日本語で理解させる

・授業中にしっかり学ぶ

学習習慣を身に付ける

・中学受験では方程式を使わない

中学受験は親がリードする

・中学以降は自分で考えて勉強する

 部分は、私たちが始めたこと)

とにかく、小さい頃から考えさせる、そして理解できたら楽しいという事を覚えさせる。親とゲーム感覚で勝負して楽しみながら鍛える。というやり方です。

小学生の頃の息子は、夫と同じようにインターの授業を聞いてその場で理解していましたが、インターに通っているので、ネイティブについていくための英語、母語の確立のための日本語、論理を100%消化させるための算数(日本語で)と家でも勉強していて、塾に通うようになってからは、親がリード・サポートして家でもしっかり取り組むようにさせました。

また、中学に入ってからは、夫の体験から、平日毎日2時間の学習というルールを作りました。その内にそれが習慣となり中高6年間の長期戦を支える土台となっていきました。

一方で、親が自分の体験や経験に基づく確かなものや実証結果がでている教育法ではなく、思いつきや願望で子供に様々なことを押しつけるやり方には賛成できません。特に人の体験談やSNSの情報、塾や教材メーカーの話は、一度きちんと検証した方が良いと思います。その一つが「先取り学習」です。私たちは明確に反対です。「一定の年齢になれば出来るようになることを人より早く出来るようにする意味はない」という考え方からです。実際、当時は私たちも子供もその周りにも「先取り学習」をさせる人はいなかった。もし先取りをするなら、「知能の発達度に合わせて、一度で理解できて忘れない範囲まで」だと思います。そうでなければ、知能がその学習をやるのに十分に発達する前なら、理解度が低いし、記憶が定着しないなど、とにかく効率が悪いし、それでは本人も全く楽しくないはず。年齢通りにやれば理解度が低いとか何度も同じことをしなければ定着しないという事はないし、実際息子でそんなことは全くありませんでした。結局、あとで学校の授業でやるということを踏まえて、効率よく学習するためには、授業だけではよく解らない可能性があるなら、直前に予習して、それで出来なかった部分の復習と定着のための追加的な演習をやる程度の「復習型」でやるべきで、その分の時間を別のことに使う方がよっぽど良い。我が家ではそれはインターでした。

そう言うとインターのプリスクールに通わせたことはどうなのか?自分で経験していない思い付きや願望なのでは?と言われるかもしれません。でもこれは、海外赴任になって現地校で英語環境で学ぶという多くの実例があることと同じことを、国内で意図的にしただけです。そのメリット・デメリットもかなり研究されていますし、国内インターなら通わせる年齢・期間を選べるので、デメリット対応も積極的にできます。

【まとめ】

子供の学力は、DNA?育て方?と聞かれたら、“親から子へDNAのように継承される「育て方」が最も影響が大きいと思う”と答えます。そして「育て方」は単に継承されるだけでなく、その代、その代で進化するということまで組み込まれているかもしれません。自分の経験を加え、さらに子育てをする時に感じている「時代の変化」に応じて改良して実行するということです。

もちろん、自分自身が成長する時に何が良くて何が悪かったかを考えていなければ、子育てをする時に活かせません。また、現状の自分に満足して、自分と同じことように育てれば良いと思っていれば、時代や世の中の変化について行けないので、この「育て方」のノウハウは時代遅れになってしまうのかもしれません。

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