東大・海外大学(HYP)合格・「日本語も英語も」のためにやったこと

日米大学併願の理由

 
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2歳の息子をプリスクールに通わせることになった母。息子がセミリンガルにならないよう、「日本語も英語も」育てるために意識してやっていたこと、当時は意識してやっていなかったけれど、今になって“やって良かった”と実感していることを書いています。
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日米併願について、息子の通う高校の海外大進学担当の先生は明確に反対でした。国内大と海外大の「どちらか一方に絞るべき」という考えです。実際、日本と海外の大学では準備する科目や内容も異なる上に、日本の共通テストに当たるSATを受験し、エッセーを書いていると高校3年の夏から年末までは、国内大の受験対策は殆ど何もできない。それで、年明けにセンター試験、2次試験を受けなければならないので、明らかに厳しい。その先生のおっしゃることも十分に理解できました。
しかし、当時の我が家は、生活費含めて年間800~1000万円という米大学の高額な費用を支払える状況ではありません。息子が小さい頃から海外大を目指したいと言っていたので、貯蓄や投資をして多少の蓄えはありましたが、授業料なども値上がりしているので、私たち親の引退後の「備え」をかなり取り崩さない限り給付型奨学金なしでは難しく、しかし引退後の「備え」を取り崩せば払えるならFinancial aidは厳しいとも思いました。
その給付型奨学金の対象者は、世界大学ランキング30位内とか、IVYリーグや同等レベル以上などへの進学者、あるいは、具体的に書いてはいないけど他と同じような学力が必要だと解るものです。年間数百万円から1千万円の給付を頂くので高いレベルが求められるのは当然だと思います。一方で、Financial aidは実際に合格しないとどれだけ貰えるか判らない。そう考えると、「国内大のみに絞る」か、「国内大をメインして、給付型奨学金の受給が叶うなら海外大進学」しかありません。結局、サラリーマン家庭から海外大を目指すなら、日米併願という苦渋の選択しかありませんでした。
給付型奨学金が受けられるIVYリーグの大学や同等レベル以上の海外大を目指すということは、学力のレベルでいうと医学部か東大レベルを目指すことを意味します。海外大に進学するのに給付奨学金が必要条件なら、日米併願は、IVY(あるいは同等レベル以上)と医学部/東大という組み合わせの本当に厳しい究極の日米併願になります。
実際、高2になる春休みに訪ねたPrinceton、Yale、MITの日本人の先輩は、いずれも東大に合格して夏まで通って休学していると聞いて、日米併願をしている現実を知り、一方で、東大との究極の併願も無理ではないと確認しました。高校の海外大進学担当の先生には「浪人も覚悟する」と言って納得してもらい、東大とIVYの併願をすることになりました。

IVYに十分なTOEFLスコアが東大合格の英語のレベルと桁違いであることを除けば、勉強という意味では東大対策でIVYレベルの海外大対策となるし、SATに必要な学力は東大対策で足ります。但し、TOEFLと英語で書くエッセイは全く別です。海外大進学アドバイザーが奨めるTOEFL=110以上は、かなりの難関です。中学からの通常のカリキュラム通りにやってこのレベルに達するのはごく一部しかいないレベルです。逆に言えば東大を目指す高校生でこのレベルが取れるならIVYも狙えます。また、英語力があっても、エッセイにはかなりの時間掛かり切りになります。エッセイに掛かり切りになる高3の夏から年末までは国内大の受験対策をする時間はないので、1学期中にA判定まで仕上げておく必要があります。勿論これは現役高校生にとって並大抵じゃありません。結局、給付型奨学金を頂く前提で海外大を目指すという事は、東大に余裕をもって合格できるレベルにチャレンジすることでもあります。
「東大蹴ってIVYに進学」というと鼻持ちならないように聞こえますが、日米併願すると夏から年末まで国内大対策をすることが出来ないなど相当の無理が掛かります。本人たちは、国内も海外も共倒れになるというプレッシャーに圧し潰されそうになりながらチャレンジしたのですから、よく頑張ったと思います。

結果、息子は日米両方とも合格し、先輩たちと同じように夏までは東大に通って多くの友人を作って、奨学金を頂いて海外大に進学しました。また、先輩たちは「海外は国内と違って、私たちが認識している以上の様々なリスクがあり、何が起きるかわからない」ので、念のため東大は「休学」していると聞き、納得して息子も休学にしました。今回のコロナもそうですが、本当に何があるかわからないので、リスクに対応しておくことは大事だと思いました。

海外に進学後にわかったことは、
海外の高校から進学している日本人が多いことです。海外赴任のまま現地に残って受験、単身渡米しボーディングスクールに入って受験するなどのケースが増えているという事を知りました。日本からだとよく見えていなかったと思いました。

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